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摂食障害の家族との接し方|食卓で対立しないためにできること

心の不調は、ひとりで抱え込まないでください。
“精神科に特化”した訪問看護ステーション
「リライフ訪問看護ステーション」
大阪府柏原市・八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市・松原市・富田林市・太子町、
大阪市の一部(平野区・生野区・東住吉区・阿倍野区)対応
ご相談はLINE・お電話・お問い合わせフォームから受け付けています。
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ご相談内容は適切に管理し、外部に漏れないよう配慮しています。
電話受付:平日・土曜・祝日 8:30〜17:30(日曜・年末年始休み)
※医療的に緊急なとき(自傷他害の恐れ・命の危険を感じるなど)は、主治医・救急(119)または地域の精神科救急情報センターへご相談ください。

ご家族が極端に食事をとらない。隠れて大量に食べて、そのあと吐いている様子がある。体重が短い期間で大きく変わる。食事のたびに言い合いになる。

摂食障害は、ご家族が「ちゃんと食べさせなければ」と思うほど、本人と対立しやすい病気です。この記事では、食卓での対立を減らすためにご家族ができることを整理します。

ひとつ先にお伝えしておきます。食事にどう関わるかは、症状のあらわれ方、年齢、体の状態、治療の方針によって変わります。特にお子さんや若い方の場合、ご家族が食事の支援を担う形の治療が行われることがあります。ここに書くのは一般的な整理なので、実際の関わり方は主治医や治療にあたっている専門職と相談しながら決めてください。

まず、ご家族から見えやすい症状を整理する

摂食障害には、神経性やせ症、神経性過食症、過食性障害、回避・制限性食物摂取症などがあります。食事の制限、過食、嘔吐や下剤の乱用といった症状は重なって現れることがあり、行動だけで診断を決めることはできません。ここでは、ご家族から見えやすい症状として整理します。

食事の制限

食事の量を極端に減らす、特定の食材を一切食べない、食べたあとに過剰に運動する、といった行動が見られます。本人は「もっと痩せたい」という強い感覚を持っていて、ご家族から見て明らかに痩せすぎでも、本人の見え方は違っていることがあります。年齢や発達段階によっては、体型へのこだわりではなく、食べること自体への強い抵抗や偏りとして現れることもあります。

過食

短い時間で大量に食べる、量を自分で止められない、食べたあとに強い罪悪感を抱える、という形をとります。体重は平均的なことも多く、外見からは気づきにくいのが特徴です。

吐く、下剤を使う

食べたあとに自分で吐いたり、下剤や利尿剤を使ったりして、体重が増えるのを防ごうとします。胃酸による歯の傷み、体内のミネラルバランスの乱れ、心臓への負担など、体への影響が出ることがあります。これは特定の病名を指すものではなく、いくつかの摂食障害で共通して見られる症状です。

いずれも、本人の意思が弱いから起きているわけではありません。食べること、体重、自分をどう評価するかが結びついた症状として見る必要があります。強く叱ったり説得を繰り返したりするだけでは改善が難しく、かえって対立が深まることがあります。

食卓で対立しないために

ご家族が消耗しやすいのは、毎食ごとに食べた量を確認し、「もっと食べて」「それは食べすぎ」と声をかけ続ける形になったときです。本人との対立が増え、家庭の負担も強まります。

食事そのものへの関わり方は治療方針によりますが、次のような点は多くの場面で共通します。

  • 食べた量を毎食問いただす形にしない
  • 体重の数字にご家族が一喜一憂しない。本人にとってもご家族にとっても重荷になります
  • 食事以外の話題を増やす。本人の興味のあること、その日の出来事など
  • 食事の管理をご家族だけで背負い込まず、主治医や治療にあたる専門職と役割を相談する

「心配だから食べて」と言いたくなったとき

体のことが心配になるのは当然です。ただ、責める形で伝わると、本人には「自分のせいで家族が苦しんでいる」という気持ちが積み上がることがあります。

責める言い方は避けながら、気づいた変化は具体的に主治医へ伝えてください。体重が急に落ちている、意識がはっきりしないといった変化があるときは、本人の希望だけで判断せず、医療機関に相談してください。

受診を急いだほうがよい状態

摂食障害は、体の合併症で命に関わることがあります。次のような様子が見られるときは、ご家族だけで抱えず、受診を急ぐ段階です。

  • 短期間で体重が大きく落ちている
  • 立ちくらみや失神を繰り返す
  • 脈が極端に遅い、または速い
  • 体温が低い状態が続く
  • 歩くのが難しい、意識がはっきりしない
  • 吐いたあとにけいれんが起きる

こうした場合は、精神科だけでなく内科や救急の受診も並行して考えます。意識がはっきりしない、けいれんが起きているといった場面では、ためらわず救急(119番)を呼んでください。

相談できる場所

摂食障害への対応状況は、医療機関によって異なります。受診の前に、対応の可否を確認しておくと行き違いが減ります。体の状態や症状によっては、摂食障害を専門的に診療する医療機関への紹介が検討されることもあります。

  • 本人の主治医(紹介の相談ができます)
  • お住まいの地域の保健所(精神保健福祉相談)
  • 精神保健福祉センター(ご家族だけでも相談できます)
  • ご家族向けの家族会・自助グループ

家族会や自助グループには、本人が参加するもの、ご家族が参加するもの、その両方があります。ご家族だけで参加できる場を早めに見つけておくと、抱え込まずにすみます。

避けたい対応

  • 毎食ごとに食べた量を問いただす
  • 治療方針を確認しないまま、本人を責める形で食事を監視する
  • 体重の扱いをご家族だけで決める。測り方や本人への伝え方は、主治医や治療にあたる専門職と相談してください
  • 「食べないと死ぬよ」と脅す
  • 好き嫌いを直そうとする。摂食障害は好き嫌いの問題ではありません
  • ご家族自身の体重や体型の話を本人の前でする
  • 「気合で治る」「ダイエットの延長でしょう」と扱う

ご家族からのご相談について

リライフ訪問看護ステーションは大阪府柏原市にあり、柏原市・八尾市・藤井寺市・羽曳野市・松原市・東大阪市・富田林市・太子町、大阪市の一部(平野区・生野区・東住吉区・阿倍野区)とその近隣に訪問しています。

この地域以外にお住まいの方は、お住まいの市町村の保健所や精神保健福祉センター、お近くの訪問看護ステーションにご相談ください。精神科訪問看護は全国で受けられます。

リライフ訪問看護ステーションでは、ご本人だけでなく、ご家族からのご相談もお受けしています。ご家族からの最初のお問い合わせは、利用に至るまでの準備を一緒に整える段階だとお考えください。

なお、訪問看護を実際に開始するには、ご本人の意向確認と、主治医の訪問看護指示書が必要になります。相談の流れはご家族が精神科訪問看護を相談するとき—初回問い合わせから利用開始までの流れに詳しくまとめています。

診断や治療、栄養指導を行うものではありません。症状や治療の判断が必要な場合は、主治医にご相談ください。

この記事のまとめ

  • 摂食障害では、食事の制限、過食、嘔吐や下剤の乱用などが重なって現れることがある。意思の弱さではなく症状として見る
  • 食事への関わり方は、症状のあらわれ方・年齢・体の状態・治療の方針で変わる。主治医と相談して決める
  • 食べた量を毎食問いただす形にせず、食卓での対立を減らす
  • 気づいた変化は責めずに主治医へ伝える。急な体重減少や意識の変化があれば医療機関へ
  • ご家族だけで相談できる場所を早めに見つけ、孤立を防ぐ

この記事は、診断・治療・薬・栄養指導の判断を提供するものではありません。本人の症状や治療について判断が必要な場合は、主治医、お住まいの地域の保健所・精神保健福祉センター、必要に応じて摂食障害を専門的に診療する医療機関にご相談ください。

心の不調は、ひとりで抱え込まないでください。
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