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うつで食欲がないとき——体重が減り続けるとき、精神科訪問看護師が伝えたいこと

心の不調は、ひとりで抱え込まないでください。
“精神科に特化”した訪問看護ステーション
「リライフ訪問看護ステーション」
大阪府柏原市・八尾市・東大阪市・藤井寺市・羽曳野市、
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ご相談はLINE・お電話・お問い合わせフォームから受け付けています。
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ご相談内容は適切に管理し、外部に漏れないよう配慮しています。
電話受付:平日・土曜・祝日 8:30〜17:30(日曜・年末年始休み)
※医療的に緊急なとき(自傷他害の恐れ・命の危険を感じるなど)は、主治医・救急(119)または地域の精神科救急情報センターへご相談ください。

うつ病になると、食欲が落ちることがよくあります。「食べなければ」とわかっていても、食べ物の匂いだけで気持ち悪くなる。お皿を前にしても、ひと口も食べられない。そんな状態が続いていないでしょうか。

精神科訪問看護師として在宅に入っていると、「ここ2週間、ほとんど食べられていない」という方に出会うことがあります。体重が急に落ちていて、家族が心配して連絡してくることも少なくありません。食欲がない状態は、うつ病の症状のひとつです。「意志が弱い」「わがまま」ではありません。

なぜうつ病で食欲がなくなるのか

うつ病では、脳内の神経伝達物質(セロトニン・ノルアドレナリンなど)のバランスが乱れます。これが食欲をコントロールする部位にも影響し、「食べたい」という気持ちが起きなくなります。

また、うつ病特有の「何も楽しくない」「味がしない」という感覚(無快感症)が、食事の喜びを奪います。以前は好きだった食べ物でも、食べたいと思えなくなります。

  • 食べ物の匂いや見た目が受け付けられなくなる
  • 料理をする気力がなくなる
  • 食べることへの興味・楽しさが消える
  • 胃が重く感じて入らない
  • 薬の副作用による消化器症状(吐き気・便秘)

食欲がない状態が続くとどうなるか

食欲不振が続くと、次のような影響が出てきます。

  • 体重減少・筋力低下
  • 免疫機能の低下
  • 倦怠感・脱力感の悪化
  • 集中力・判断力のさらなる低下
  • 低血糖による気分の不安定化

体が弱ると、うつの症状も悪化しやすくなります。「食べられない→体力が落ちる→さらにしんどくなる→もっと食べられない」という悪循環に陥ることがあります。

食べられないときの現実的な対処法

「食事」より「口に入れる」を目標にする

「ちゃんとした食事を三食」は、今の状態では難しいかもしれません。まず「何か口に入れる」ことだけを目標にしましょう。ゼリー飲料、バナナ一本、ヨーグルト、スポーツドリンク——それで十分です。「食事として成立しているか」より「カロリーと水分が入っているか」を優先してください。

無理に食べようとしない

「食べなければ」と自分を追い込むことが、さらにストレスになります。一口食べて無理なら、そこで止めていいです。罪悪感を持つ必要はありません。

好きなものだけ食べる

栄養バランスは後でいいです。まず「これなら食べられる」というものを探してください。甘いものしか食べられない時期があっても、今の状態では問題ありません。

水分だけは意識する

食事が難しくても、水分補給は続けてください。脱水になると、気分の落ち込みや頭痛が悪化します。スポーツドリンクや経口補水液は、糖分と塩分も同時に補えるのでおすすめです。

食欲が戻るのはいつ?回復のサイン

うつ病の回復にともなって、食欲は少しずつ戻ってきます。「昨日より少し食べられた」「久しぶりに食欲を感じた」という変化は、回復の大切なサインです。

ただし、回復期に「食欲が戻って食べすぎる」というケースもあります。抗うつ薬の副作用で食欲が増すことがあるためです。食欲の変化があれば、主治医や訪問看護師に伝えてください。

薬と食欲の関係

精神科の薬には、食欲に影響するものがあります。

  • 食欲を抑える:一部のSSRI(特に服用初期)、SNRIなど
  • 食欲を増やす:ミルタザピン(リフレックス)など一部の抗うつ薬、非定型抗精神病薬の一部

「薬を飲み始めてから食べられなくなった」「逆に食べすぎるようになった」という場合は、薬の影響の可能性があります。自己判断でやめずに、主治医に相談してください。

家族ができること

うつで食欲がない家族を前にして、「食べなさい」と言いたくなる気持ちはよくわかります。でも、「食べろ」のプレッシャーは逆効果になることが多いです。

  • 「何か食べられそうなものある?」と聞く(押しつけない)
  • 好きなものや食べやすいものを小さく用意しておく
  • 食卓に誘うが、食べなくても責めない
  • 「食べられてよかった」と小さな変化を喜ぶ

うつの家族への言葉かけについては別記事で詳しくまとめています。

精神科訪問看護でできること

精神科訪問看護では、食欲不振のある方の在宅生活をサポートします。

  • 食事の状況を定期的に確認する
  • 食べられているものを一緒に記録する
  • 主治医に食欲・体重の変化を報告する
  • 薬の副作用との関連を主治医と確認する
  • 「食べられなくていい」という安心感を伝える

お風呂に入れない状態と同じように、食欲がないことも症状のひとつとして一緒に受け止めます。

リライフへのご相談

大阪府柏原市・八尾市・大阪市周辺で精神科訪問看護をお探しの方は、リライフ訪問看護ステーションにご相談ください。うつ病・食欲不振のご相談も承っています。お電話またはLINEからお問い合わせいただけます。

なぜうつになると食欲がなくなるのか

「食欲がない」という状態は、うつ病の中核症状のひとつです。「怠けているから食べない」のではなく、脳の働きが変化することで、食べたいという感覚そのものが薄れてしまうのです。

うつ病では、セロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質のバランスが乱れます。これらは食欲や消化機能にも深く関わっており、バランスが崩れると「食欲がない」「食べても味がしない」「胃がもたれる感じがする」といった症状が現れます。

また、うつ状態では「何をする気も起きない」という無気力感も強まります。食事を準備すること自体が「こんなにしんどいのに、なぜご飯を作らなければいけないのか」と感じられ、食べることへの動線が遠くなります。

食欲の変化には「過食」もある

うつ状態で食欲がなくなる方もいれば、逆に過食になる方もいます。特に「非定型うつ」と呼ばれるタイプでは、過食や眠りすぎが特徴として現れることがあります。食欲の変化がどちらの方向であっても、うつのサインとして捉えてください。

「食べられない」ときに試してほしいこと

食欲がない状態で、「無理に食べなさい」と言われても難しいのが現実です。それでも、体への影響を最小限にするためにできることをお伝えします。

「食べる量」より「食べる回数」を意識する

1食でまとまった量を食べることが難しければ、少量を1日5〜6回に分けて食べることを試してみてください。ヨーグルト、バナナ、おにぎり1個、プリン——何でも構いません。一口でも口に入れることが大切です。

調理の手間を減らす

「ちゃんとした食事を作らなければ」という思い込みを手放してください。コンビニのおにぎりでも、レトルトのスープでも、宅配弁当でも、食べることに意味があります。調理の手間が心理的な障壁になっているなら、手間を徹底的に省いてかまいません。

飲むことから始める

固形物が食べられない場合は、栄養ドリンクやプロテインドリンク、スポーツドリンクなどで水分と最低限の栄養を取ることを優先してください。固形物は後からで大丈夫です。

食べやすいものを常備する

食べたいと思えたときに、すぐ手が届く場所に食べやすいものを置いておくことも有効です。アイスクリーム、プリン、豆腐、バナナ——何でも。「食べたい」という瞬間を逃さないようにしてください。

体重減少が続くとき——どこで受診・相談すべきか

食欲不振が2週間以上続き、体重が著しく減少しているときは、身体的なリスクも生じています。

精神科・心療内科の主治医に「食事がほとんど食べられない」と伝えることが最優先です。必要に応じて、内科的な対応や点滴・栄養補充が検討されることもあります。

「精神科の先生に食事のことを話してもいいのか」と迷う方もいますが、食欲不振はうつ病の症状のひとつですので、遠慮せず伝えてください。医師にとっても重要な情報です。

こんな状態は早めに相談を

  • 1ヶ月で体重が5%以上減少している
  • 3日以上ほとんど何も食べていない
  • 立ちくらみや脱力感が強い
  • 水分も摂れていない

これらに当てはまる場合、精神科の受診だけでなく、内科や救急への受診も視野に入れてください。

食べることへの罪悪感」を感じているなら

うつ状態では、「何も働いていないのに食べる資格があるのか」「食べても意味がない」という気持ちになる方がいます。

でも、体が動くためには栄養が必要です。食べることは「生きるための基本的なこと」であり、資格や資格などとは無関係です。食べることへの罪悪感は、うつが引き起こす歪んだ思考のひとつです。

「食べてはいけない」という気持ちが強くなっているときは、医師や看護師にそのことを伝えてください。思考のパターンについてのサポートも受けられます。

精神科訪問看護と食事サポート

精神科訪問看護師は、単に症状の確認だけでなく、生活全体のサポートを担っています。食事が取れているかどうかも、訪問時に確認する大切なポイントのひとつです。

「ゴミが山積みで食器も洗えない」「台所に立つ気力がない」という方の場合、ヘルパーなどの生活支援サービスとの連携を提案することもあります。食べることに関する困りごとを、気軽に話してもらえる関係づくりを大切にしています。

リライフでは、大阪府柏原市・八尾市・東大阪市を中心に精神科訪問看護を提供しています。「外に出るのが難しい」「食事についても相談したい」という方は、電話やLINEでご連絡ください。

家族・周囲の方への伝え言葉

「食べなきゃだめ」「ちゃんと食べないから回復しない」という言葉は、うつの方にとって大きなプレッシャーになります。本人も「食べなければ」とわかっているのに、食べられない苦しさの中にいます。

周囲の方に意識してほしいのは、食べることを「責める」のではなく「環境を整える」関わり方です。冷蔵庫に食べやすいものを用意しておく、宅配弁当を一緒に申し込む、「食べなくていいから横にいるね」という声かけ——そういった関わりが、じんわりと回復を支えます。

まとめ

  • うつで食欲がなくなるのは脳の機能変化によるもので、意志の問題ではない
  • 少量を複数回に分けるなど、食べる工夫を取り入れてみる
  • 調理の手間を徹底的に省いてよい
  • 体重の著しい減少・水分が取れない場合は早めに医師に相談を
  • 「食べる資格がない」という感覚はうつの症状——医師や看護師に伝えて
  • 精神科訪問看護は食事を含む生活全体をサポートする

食べることは、回復への力そのものです。少しずつでも、体を支えてあげてください。

心の不調は、ひとりで抱え込まないでください。
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ご相談内容は適切に管理し、外部に漏れないよう配慮しています。
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※医療的に緊急なとき(自傷他害の恐れ・命の危険を感じるなど)は、主治医・救急(119)または地域の精神科救急情報センターへご相談ください。
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